複数の仕入先の商品が別々の日に中国倉庫へ届くと、まとめて送るか、先に届いた分を発送するか迷いますよね。送料だけで決める前に、販売開始日、国内の残在庫、未到着商品の予定、検品結果を同じ表で比べましょう。
クロスマの公式案内では、1688AiBUYで商品代を支払った後、AiBUY側が買付と中国国内倉庫への輸送を行い、商品が倉庫へ集約された段階で配送先を指定して国際送料を支払う流れが示されています。したがって、倉庫到着後の判断は「送料を安くできるか」だけではなく、各商品の到着予定、検品結果、販売予定、欠品リスクをまとめて確認する必要があります。
この記事では、まとめ発送と分割発送を比べる管理表と、待つ最終日を決める手順を紹介します。保管日数、料金、利用条件は配送を依頼する時点の1688AiBUY画面と公式案内で確認してください。
結論:発送判断は送料・日程・在庫・検品の四つを同じ表で行う
まとめ発送の判断は、国際送料だけを比較すると偏ります。送料が下がっても、主力商品の販売開始が遅れたり、欠品期間が延びたりすれば、全体では不利になる場合があります。最低限、次の四つを同じ一覧で確認します。
| 判断軸 | 確認する内容 | 待つ場合の影響 |
|---|---|---|
| 送料 | 同梱・分割時の国際送料、重量、容積 | 集約で下がる可能性があるが確定額は配送依頼時に確認 |
| 日程 | 未到着商品の予定、販売開始日、入荷期限 | 発送と国内入庫が後ろへずれる |
| 在庫 | 国内在庫、販売速度、欠品許容日数 | 欠品期間が延び、販売機会を失う可能性がある |
| 検品 | 数量、外観、仕様、梱包、不足・不良 | 問題商品の対応が終わるまで出荷判断を保留する場合がある |
1688AiBUYでは中国倉庫への到着後に国際発送を判断する
公式の四つの手順では、クロスマから1688AiBUYへアクセスし、商品を検索・注文・決済した後、AiBUY側が買付と中国国内倉庫への輸送を行います。その後、中国国内倉庫へ集約された商品について、日本の配送先を指定し、国際送料を支払います。
この流れから、商品注文と国際発送は一つの操作ではなく、倉庫到着状況を確認して次の配送依頼を決める二段階の管理になります。複数仕入先を利用する場合は、注文単位だけでなく、倉庫到着単位でも状況を追える一覧が必要です。
最初に「注文共通ID」と「発送グループ」を分けて持つ
注文番号だけで管理すると、どの商品を一緒に発送する予定なのかが見えにくくなります。注文ごとの共通IDに加え、今回一緒に出す予定の商品へ仮の発送グループを付けます。
- 注文共通ID:発注、支払い、中国国内物流、検品、返金を追う単位
- 発送グループ:複数注文の商品を同梱・分割する判断単位
- 販売グループ:同じ発売日や補充期限で管理したい商品単位
発送グループは確定前に変更して構いません。ただし、いつ、誰が、何を理由に変更したかを残すと、後から送料と納期の判断を検証できます。
入荷予定表は日付を一つに決めず、確度も記録する
仕入先からの発送予定日は、倉庫到着日と同じではありません。予定を一つの日付だけで持つのではなく、現在地と確度を分けて記録します。
| 管理項目 | 記録例 | 判断への使い方 |
|---|---|---|
| 現在の状態 | 買付中、中国国内輸送中、倉庫到着、検品中 | 次の確認先を決める |
| 到着予定 | 日付または期間 | 待てる最終日と比較する |
| 予定の確度 | 未確認、仕入先回答、追跡確認、到着済み | 不確かな予定を確定情報と分ける |
| 検品状態 | 未着手、確認中、完了、問題あり | 発送可能かを判断する |
| 販売期限 | 発売日、補充希望日、欠品許容日 | 物流都合より販売計画を優先するか決める |
「待つ最終日」を先に決める
未到着商品を無期限に待つと、判断が毎日先延ばしになります。注文時または最初の商品が倉庫へ到着した時点で、待つ最終日を決めます。
最終日は、最新の保管条件、未到着商品の見込み、国内の在庫日数、販売開始日、休日や通関の時間を考慮して設定します。保管期間や料金はサービス条件に関わるため、固定値を社内ルールへ埋め込まず、判断時に最新画面を確認します。
待つコストを送料以外でも見積もる
待つことで発生する負担は、保管料の有無だけではありません。社内では次のように整理すると、送料だけを優先する判断を避けられます。
| 待つことで増える可能性があるもの | 確認方法 |
|---|---|
| 欠品期間 | 国内在庫÷直近の販売速度で在庫日数を確認 |
| 販売開始の遅れ | 撮影、商品ページ、入庫、発売日の逆算表と比較 |
| 確認作業 | 追跡、仕入先照会、倉庫状況確認の担当時間を記録 |
| 仕様変更リスク | 追加ロットとの仕様差や梱包差を確認 |
| 資金回収の遅れ | 支払日から販売開始までの日数を確認 |
送料は重量だけでなく容積と梱包後の状態で確認する
国際送料は、商品ページに記載された単品重量だけでは判断できません。同梱後の梱包材、外箱、実重量、容積などによって変わるため、配送依頼時に表示される最新条件と金額を確認します。
また、輸入貨物の課税価格では、日本の輸入港へ到着するまでの運賃や保険料が関係します。発送を分ける場合も、各便の運賃・商品・インボイスを対応付けて保存し、後から仕入総原価と輸入書類を照合できるようにします。
検品に問題がある商品は正常品と発送判断を分ける
一部商品に不足・不良・仕様違いがある場合、すべての商品を同じ判断に巻き込む必要があるとは限りません。正常品、確認中、再手配予定、返金・調整予定を分け、正常品だけ先に出す選択肢も比較します。
問題商品の切り分け方法は、1688AiBUYで未到着・数量不足・不良が起きたときの確認手順でも整理しています。
まとめ発送が向く場面
- 各商品の倉庫到着予定が近く、販売期限にも余裕がある
- すべての検品が完了し、問題商品が残っていない
- 国内在庫があり、数日の遅れが欠品へ直結しない
- 同じ販売企画やセット商品として同時に必要になる
- 配送依頼画面で、集約した場合の条件を確認できる
分割発送が向く場面
- 主力商品や欠品商品がすでに発送可能になっている
- 残り商品の到着日や検品完了日が不明確である
- 発売日、予約出荷、販促予定など動かせない期限がある
- 問題商品と正常品を分けて進めたい
- 重量・容積・配送方法の違いから別便の方が管理しやすい
三つの代表パターンで判断する
| 状況 | 判断の方向 | 確認すること |
|---|---|---|
| 全商品が数日内に到着予定 | まとめ発送を比較 | 予定の確度、検品完了見込み、販売期限 |
| 主力商品だけ到着、残りは未定 | 主力商品の先行発送を比較 | 欠品損失、分割送料、残便の最低条件 |
| 一部に不良・不足がある | 正常品と問題商品を分ける | 代替・返金・再手配の見込み、正常品の期限 |
| 販売企画で同時入荷が必要 | 待つ最終日まで集約 | 企画日から逆算した国内入庫期限 |
発送判断表に用意したい列
| 列 | 目的 |
|---|---|
| 注文共通ID・発送グループ | 注文と便の関係を追跡する |
| 商品・SKU・数量 | 必要な商品と数量を特定する |
| 現在状態・到着予定・確度 | 未到着を確定情報と分ける |
| 検品状態・問題内容 | 発送可能数量を確認する |
| 国内在庫日数・販売期限 | 待つことによる販売影響を確認する |
| 待つ最終日・判断日・判断者 | 先延ばしと属人化を防ぐ |
| 配送依頼・国際送料・追跡 | 発送後の費用と便を読み戻す |
発送後は国際送料を各商品へ配賦する
まとめ発送の効果を検証するには、支払った国際送料を便単位で保存し、重量・容積・数量・商品代など社内で決めた基準によりSKUへ配賦します。配賦方法を案件ごとに変えると比較しにくいため、商品特性に合う基準を決め、例外時だけ理由を残します。
支払い・為替・証憑・配賦の管理は、1688AiBUYの商品代と国際送料を分けて記録する方法で詳しく解説しています。
月次では予測と実績を比較する
発送判断の良し悪しは、個別便の送料だけでは分かりません。月次で、まとめ発送率、分割発送数、発注から国内入庫までの日数、欠品日数、国際送料のSKU配賦額、問題商品による待ち日数を確認します。
結果を記録すると、どの仕入先の商品を一緒に注文すると集約しやすいか、どの商品は先行発送した方がよいかを次回の発注計画へ反映できます。
担当者と承認条件を決める
- 倉庫到着・検品状態を更新する担当
- 販売期限と国内在庫を確認する担当
- まとめ・分割を承認する担当
- 配送依頼と国際送料を読み戻す担当
- 輸入書類と仕入総原価を照合する担当
小規模な運営では同じ人が複数を担当しても構いません。ただし、更新・判断・実行・照合を一つのチェック欄にまとめず、工程として分けます。
配送依頼前チェックリスト
| 確認項目 | 確認 |
|---|---|
| 発送対象の商品・数量・発送グループが一致している | □ |
| 未到着商品の予定と確度を確認した | □ |
| 検品結果と問題商品の扱いを決めた | □ |
| 国内在庫、販売開始日、待つ最終日を確認した | □ |
| 最新の保管条件、配送条件、国際送料を画面で確認した | □ |
| 配送先、通関・輸入書類の記載内容を確認した | □ |
| 発送後に費用と追跡情報を読み戻す担当を決めた | □ |
関連する確認手順
まとめ
複数仕入先の商品を中国倉庫でまとめるときは、送料だけを見て待つのではなく、到着予定の確度、検品結果、国内在庫、販売開始日、待つ最終日を同じ一覧で確認します。商品代の注文管理と、倉庫到着後の発送グループ管理を分けることで、まとめ発送と分割発送の理由を残せます。
実行前には、1688AiBUYの最新画面で保管条件、配送条件、国際送料、配送先を読み戻してください。判断結果を月次で検証し、次回の発注時期と仕入先の組み合わせへ戻すことが、安定した中国仕入れにつながります。
