1688AiBUYで中国仕入れを行うと、注文後に「商品が予定どおり到着しない」「数量が合わない」「検品で不良が見つかった」などの確認が必要になる場合があります。このとき、すぐに原因や責任を決めつけるのではなく、買付、仕入先からの発送、中国国内輸送、倉庫到着・検品、国際配送のどこまで進んでいるかを切り分けることが重要です。
仕入れた商品に問題が見つかったときに、注文・物流・倉庫・配送の状態から状況を切り分ける方法を解説します。補償、返品、再送などの条件は注文や状況によって異なるため、最新画面とサポート案内をご確認ください。
結論:症状ではなく、最後に正常確認できた工程から調べる
「届かない」という一つの症状でも、まだ買付前なのか、仕入先が未発送なのか、中国国内輸送中なのか、倉庫で確認中なのか、国際配送後なのかで確認先が変わります。最初に注文の現在状態と最終更新日時を確認し、最後に正常だった工程の次から調べます。
| 主な症状 | 最初に確認する工程 | 残したい証拠 |
|---|---|---|
| 買付や金額確定が進まない | 注文提出・見積・商品代決済 | 注文状態、通知日時、支払い状態 |
| 中国内倉庫へ届かない | 仕入先発送・中国国内物流 | 発送状態、国内追跡、最終更新 |
| 数量差異・不良がある | 倉庫到着・検品 | 入庫数量、検品結果、写真、指摘内容 |
| 日本へ発送されない | 配送依頼・国際送料決済 | 配送依頼状態、送料見積・決済、配送先 |
| 国際発送後に届かない | 国際配送・国内配達 | 追跡履歴、通関状態、配送会社の案内 |
複数の商品が同じ注文や配送依頼に含まれる場合は、注文全体と問題商品を分けて記録します。一部商品の確認待ちが、注文全体の進行へ影響している可能性もあるためです。
最初に保存する情報
画面の状態は、その後の更新や再処理で変わることがあります。操作を続ける前に、問い合わせや社内確認へ必要な情報を保存します。公開記事や社外共有へそのまま貼るのではなく、社内の権限管理された場所で扱ってください。
- 注文を識別できる管理番号と注文日時
- 対象商品の名称・仕様・数量と、問題がある数量
- 現在の注文状態、最終更新日時、画面に表示された案内
- 支払い状態と、商品代・国際送料等の決済日時
- 中国国内物流、倉庫、配送依頼、国際配送の各状態
- 検品写真、到着時の外装・商品の写真、開封動画等
- これまでのチャット、メール、返答日時
- 希望する対応と、販売・納品予定への影響
スクリーンショットだけでは検索や集計が難しいため、管理表にも要点を文字で残します。日時は日本時間か現地時間かを区別し、追跡番号や金額は転記ミスを防ぐため元画面と照合します。
工程1:注文提出・見積・商品代決済を確認する
注文直後に進まない場合は、注文が提出済みか、AiBUY側による商品代の確定待ちか、支払い待ちか、支払い後の処理待ちかを確認します。クロスマ公式手順では、注文提出後に商品代が確定し、支払いが可能になった際に画面とメールで通知される流れが示されています。
支払い済みと認識していても、対象注文、金額、決済結果が一致しているかを確認します。残高払い、銀行振込、PayPal等では確認の経路が異なるため、注文画面だけでなく決済明細も照合します。二重支払いを避けるため、反映が遅いときに同じ決済を繰り返さず、状態を保存してサポートへ確認します。
工程2:仕入先発送と中国国内物流を確認する
商品代決済後も倉庫へ到着しない場合は、仕入先が発送したか、中国国内の配送情報が登録されているか、追跡が更新されているかを確認します。複数の仕入先から購入した場合、商品ごとに到着日が異なり、すべてがそろうまで集約が完了しない場合があります。
| 確認項目 | 確認する内容 | 次の判断 |
|---|---|---|
| 仕入先の発送状態 | 未発送、発送済み、発送予定の案内 | 未発送なら予定日と対応可否を確認 |
| 中国国内追跡 | 追跡番号、受付、輸送中、配達完了、例外表示 | 更新停止の場所と日時を保存 |
| 倉庫の受領 | 配送側の完了と倉庫側の入庫表示が一致するか | 不一致なら追跡と注文情報を添えて確認 |
| 同梱待ちの商品 | 別仕入先・別便の商品が残っていないか | 分割配送か集約待ちかを判断 |
追跡の「配達完了」だけで倉庫の検品完了とは限りません。配送会社の完了時刻と、倉庫側の受領・入庫・検品の表示を分けて確認します。
工程3:倉庫到着・検品で数量差異や不良を確認する
倉庫へ到着した後は、注文数量、倉庫の受領数量、検品後の合格数量、問題商品数量を分けて確認します。数量不足、仕様違い、色・サイズ違い、破損、汚れ、動作不良など、問題の種類を具体化すると連絡が進めやすくなります。
| 問題の種類 | 確認する内容 | 保存する資料 |
|---|---|---|
| 数量不足・過納 | 注文数、発送数、受領数、検品数の差 | 数量表示、梱包単位、検品結果 |
| 仕様違い | 注文した色・サイズ・素材・型番との違い | 注文仕様と到着品の比較写真 |
| 外観不良 | 傷、汚れ、破損、縫製、印刷等の状態 | 全体・拡大・梱包状態の写真 |
| 機能・付属品の不備 | 動作、付属品、説明書、セット内容 | 確認手順、動画、付属品一覧 |
| 輸送時の損傷疑い | 外箱、緩衝材、荷姿、損傷位置 | 開封前からの連続写真・動画 |
「不良」という一語だけでは判断条件が伝わりません。どの仕様と比較し、どの部分がどの程度異なり、販売可能か、手直し可能かを整理します。ただし、補償や返品の対象になるかは自己判断で確定せず、最新の取引条件とサポート回答を確認します。
工程4:配送依頼と国際送料の状態を確認する
倉庫への集約後は、配送する商品、配送先、配送方法を指定して配送依頼を提出し、国際送料の見積後に支払う流れが公式手順で案内されています。日本への発送が進まない場合は、商品が配送可能な状態か、配送依頼が提出済みか、送料が確定・決済済みか、配送先情報に不足がないかを確認します。
問題商品を除外して正常品だけ発送するか、すべての確認が終わるまで待つかは、在庫切れリスク、分割による送料、販売予定日、問題商品の対応方針を見て判断します。画面上で選択できることと、実際に希望どおり処理できることを同一視せず、不明点は提出前に確認します。
工程5:国際発送後の追跡と国内配達を確認する
国際発送後は、出荷日、配送方法、追跡番号、最新の追跡地点、通関、国内配送会社への引き渡しを確認します。追跡が止まって見える場合でも、情報反映の間隔や休日、通関確認など複数の要因があるため、経過時間だけで紛失と断定しません。
配送会社へ問い合わせる場合は、送り状番号、発送日、荷物数、発送元・配送先、内容品の概要を準備します。住所や電話番号等の個人情報は、必要な相手へ必要な範囲だけ伝え、公開記事や共有範囲の広いチャットへ貼らないようにします。
問い合わせ文は「事実・確認済み・質問・希望」を分ける
1688AiBUYは画面内のサポートチャットから日本語で問い合わせられることが、クロスマ公式手順で案内されています。長い経緯を時系列のまま送るより、次の順序で整理すると確認点が明確になります。
- 事実:どの注文・商品で、いつ、何が起きているか
- 確認済み:注文状態、支払い、追跡、倉庫、検品、配送依頼のどこまで確認したか
- 質問:現在の工程、停止理由、必要な追加情報、選べる対応
- 希望:不足分の確認、再検品、対応案の提示、回答希望時期など
「至急対応してください」だけでは優先理由が伝わりません。販売予定日や欠品見込みがある場合は、事実として期限と影響を添えます。サポートから追加確認を求められたら、送った資料と回答日時を管理表へ追記します。
対応を確定する前の判断表
| 選択肢 | 向いている状況 | 確認したい影響 |
|---|---|---|
| 確認を待つ | 工程が進行中で、回答期限が明確 | 販売予定、欠品、保管期間 |
| 正常品だけ先に送る | 分割可能で、欠品回避の価値が高い | 追加送料、残品の扱い、配送依頼単位 |
| 再検品・追加確認を依頼 | 写真や数量だけでは販売可否を判断できない | 作業範囲、費用、所要期間 |
| 再送・返金等を相談 | 不足・不良が確認され、条件に該当する可能性がある | 適用条件、対象数量、手順、期限 |
| 国内で手直しする | 納期優先で、修正可能かつ採算が合う | 作業費、品質基準、再発防止 |
どの方法が最適かは、商品の利益、販売期限、代替在庫、送料、作業費によって変わります。未確認の補償を前提に販売計画を組まず、確定した内容だけを在庫・原価へ反映します。
社内の問題管理表に残したい項目
- 社内管理番号、注文日、対象工程、発生日、検知日
- 注文数量、受領数量、合格数量、問題数量
- 問題区分、具体的な状態、販売可否
- 注文・支払い・中国国内物流・倉庫・配送依頼・国際配送の状態
- 写真・動画・追跡・チャット等の保存先
- 問い合わせ日、回答日、回答内容、次回確認日
- 決定した対応、追加費用、返金・再送等の確定内容
- 販売在庫と仕入れ総原価へ反映した日
- 再発防止として変更する仕入先確認・検品・梱包条件
問題対応が終わったら、注文を閉じるだけでなく、販売可能数量と確定原価を更新します。関連する費用整理は1688AiBUYの仕入れ総原価を計算する方法でも解説しています。
問題を減らすために注文前に決めておくこと
- 仕様書と許容差を文章・画像で残す
- 初回はサンプルまたは少量で品質を確認する
- 数量、色・サイズ、付属品、包装単位を明確にする
- 必要な検品項目と、販売不可とする基準を決める
- 商品・梱包の重量と寸法を確認する
- 知的財産、法令、表示、安全性を確認する
- 納期に確認・再作業・通関の余裕を持たせる
商品選定時の比較項目は1688AiBUYの画像検索で仕入れ商品を探す方法、注文から受取までの全体像は1688AiBUYとは?商品検索・支払い・検品・国際配送の使い方をご覧ください。
参考にした公式情報
- クロスマ公式マニュアル「1688AiBUYを使う・商品を仕入れる」(2026年8月29日確認)
- クロスマ公式「1688AiBUY提携・商品がお手元に届くまでの4STEP」(2026年8月29日確認)
- 認証済み1688AiBUYの注文管理、問題商品、中国国内物流状態、倉庫、配送依頼書の共通表示(個別取引情報は不使用)
クロスマと1688AiBUYの利用条件を確認する
問題発生時に工程を追えるようにするには、注文、支払い、中国国内物流、倉庫・検品、配送依頼の状態を一つずつ確認できる運用が必要です。クロスマの最新情報と申し込み方法、MO-LIBの導入支援は記事末尾から確認できます。
まとめ
1688AiBUYで未到着、数量差異、不良等が発生したときは、注文提出・商品代決済、仕入先発送、中国国内物流、倉庫到着・検品、配送依頼・国際送料、国際配送の順に切り分けます。画面が変わる前に状態、日時、数量、写真、追跡、チャットを保存し、事実・確認済み・質問・希望を分けて問い合わせてください。対応確定後は、販売可能在庫と仕入れ総原価へ結果を反映し、次回の仕様・検品・梱包条件へつなげることが重要です。
