記事を公開したのに集客できているか分からないときは、まず数字の見方をそろえましょう。検索結果で見つけてもらえたか、記事が読まれたか、商品や相談へ進んだかを分けると、次に確認する場所が見えてきます。
この記事では、Search ConsoleとGA4を使い、ワードプレスの計測設定から記事別の確認、改善記録まで順に説明します。分析を始める前にタグの重複や公開前の検索設定も確かめ、見えている数字を安心して使える状態にしましょう。
結論:設置確認からページ別の改善へ進む
Search Consoleでは検索結果での表示回数やクリックを、GA4ではサイトに来た方の計測可能な行動を確認します。二つの画面で同じ記事URLと期間をそろえ、検索で見つかった後に何が起きたかを段階ごとに見ていきましょう。各ツールの基本的な役割はECサイト分析の基本ガイドでも説明しています。
1.測定IDと設置経路を棚卸しする
使用するGA4のプロパティと測定IDを確認し、WordPressのどこからタグを出しているかを記録します。テーマ設定、解析プラグイン、GTM、独自のコードなどが候補です。複数の仕組みが存在するだけで重複とは限りませんが、同じイベントを二重送信していないか検証が必要です。
| 確認欄 | 記録する内容 |
|---|---|
| 対象サイト | 本番URL・検証用URLの区別 |
| GA4 | プロパティ・測定ID・管理担当 |
| 設置経路 | テーマ/プラグイン/GTM/独自実装 |
| 検証条件 | 端末・同意状態・ログイン状態 |
| 確認結果 | ページ表示・必要なイベント・重複の有無 |
疑わしい設定を一度に削除せず、現在の構成を控えて担当者と切り分けます。管理者の閲覧を除外する設定があれば、管理画面にログインしたままのテストだけでは正しく判断できません。同意管理やブラウザ側の制限によっても取得できる範囲は変わります。
2.公開した記事を検索側で点検する
Search Consoleでは対象のプロパティを確認し、記事のURL検査やサイトマップの状態を見ます。意図しないnoindexや公開制限、URLの誤りがないかを先に点検します。登録をリクエストしても掲載や順位が保証されるわけではありません。
検索パフォーマンスでは期間をそろえ、ページを指定して検索語、表示回数、クリック数、CTRなどを確認します。検索語の一部が表示されない場合もあるため、表示された語句だけがすべての需要だと考えないようにしましょう。
3.同じ記事をGA4で追う
GA4では、対象記事が入口になった訪問と、その後の行動を確認します。ページ全体の閲覧数と、最初に訪れたページとしての集客は同じ指標ではありません。見ているレポートの単位を固定し、期間と端末、流入条件をそろえます。
Search Consoleのクリック数とGA4のセッション数は、定義や計測方法が違うため完全一致を目標にしません。差が大きく変わった場合は、タグ変更、同意設定、URL変更、集計期間などを確認し、すぐに流入が不正だと断定しないでください。
4.記事の目的に合うイベントを確認する
外部モールへ送る記事なら外部リンク、相談記事ならフォーム完了、自社ECなら購入など、目的によって必要な計測が変わります。拡張計測を有効にしただけで、内部のすべてのボタンや購入情報が取得されるわけではありません。
キーイベントは事業上重要な行動として指定するものです。すべてのクリックを成果扱いするより、途中の行動と完了を分けた方が改善に使えます。フォームが表示されたことを送信成功と誤認しないよう、実際の動作と発火条件を照合してください。
5.数字から次の確認作業を一つ選ぶ
| 見えた傾向 | 先に確認すること | 改善の例 |
|---|---|---|
| 表示自体が少ない | 登録状況・公開期間・テーマとの一致 | 公開制限の解消、内容と内部リンクの補足 |
| 表示はあるがクリックが少ない | 検索語とタイトルの約束 | 対象者と答えを具体的にする |
| 読まれるが次へ進まない | 案内先・計測の有無・スマホ表示 | 関連する案内と受け皿を整える |
| クリック後に成果が少ない | リンク先・在庫・フォーム・計測範囲 | 記事以外の障害も調べる |
たとえば表示回数は増えているのにクリックが少ない場合、すぐにタイトルを変える前に、表示された検索語と記事の答えが合っているかを確認します。記事は読まれていても商品ページへ進まない場合は、案内の位置だけでなく、リンク先の在庫やスマホでの表示も見てください。短期間の数字には季節、広告、欠品、公開からの期間も影響します。
週次の記録を改善の履歴にする
記録には記事URL、対象期間、見つけた疑問、変更箇所、担当、再確認日を残します。たとえば「検索語に対して冒頭で答えていない」と分かったら、まず冒頭の説明を補い、後日同じ条件で確認します。複数の要素を同時に変えると、何が役立ったのか判断しにくくなるため、変更理由も一緒に記録しておきましょう。
一人なら重点記事を少数に絞り、チームなら計測担当と編集担当が同じURL単位で記録します。外部へ資料を渡す場合も、顧客の氏名やメールなどを解析イベントや共有レポートへ混ぜないでください。
まとめ
WordPressの集客改善は、設置の確認、検索側の点検、記事内の行動、改善記録の順で進めると整理できます。ツールを増やす前に、今の数値が何を表すかを確かめましょう。MO-LIBの販促支援では、記事内容と計測、商品や相談への導線を合わせて確認します。
サーバー環境も確認したい方へ
新しくWordPressサイトを用意する場合は、動作要件、更新料金、バックアップと復元の条件を確認しましょう。契約だけで集客やショップの運用が完成するわけではありません。
参考資料:Google公式資料1、Google公式資料2、Google公式資料3。機能や画面、契約条件は利用環境に応じて確認してください。
