エックスサーバーでワードプレスを始めるなら、まず新規契約か、契約済みサーバーへの追加かを確認しましょう。今の会社サイトやメールを使っている場合は、それらを守る手順から一緒に整理します。
この記事では、新規契約と契約済みサーバーへの設置を分けて、独自ドメイン、SSL、メールへの影響、設置後の表示確認まで説明します。公開中のサイトを別サーバーへ移す場合は、データとメールの移行を含む別の計画が必要です。
サーバーの契約期間・更新時の費用・ドメイン特典の条件は、申し込み前に確認してください。
まず開設方法を選ぶ
| 現在の状況 | 進め方 | 注意点 |
|---|---|---|
| サーバーとドメインを新しく契約する | WordPressクイックスタートを検討 | 申し込み時に支払いが発生。10日間の無料お試しは対象外 |
| 契約済みサーバーへ新しいサイトを作る | ドメイン設定後、WordPress簡単インストール | 既存サイトの設置先を使わない |
| 他社で公開中のサイトを移転する | バックアップと移転計画を先に用意 | 新規インストールだけでは既存データは移らない |
プラン選定から確認したい場合は、エックスサーバーの特徴と選び方も参考にしてください。本記事は、選定後の設置作業に焦点を当てています。
申し込み前に決めておくこと
- 管理する人:契約者、料金の支払担当、サイト更新担当を決めます。制作会社任せで契約情報が分からなくなる状態を避けます。
- 使うドメイン:新規取得か、既存のドメインかを確認します。既存の場合は、現在のサイト・メールの利用先も控えます。
- 公開する場所:ドメイン直下か、ブログ用のサブディレクトリかを決めます。あとからURLを変えるとリンクの修正が必要になります。
- 連絡先:契約や復旧の通知を受け取れるメールアドレスを用意します。
- 継続費用:初回料金だけでなく更新、ドメイン、必要な有料テーマなどを含めて予算を確認します。
パスワードは記事管理表や共有チャットへ直接書かず、適切な権限で管理できる保管先を使いましょう。担当者が複数いる場合は、契約管理と日々の更新作業を分けておくと引き継ぎやすくなります。
新規契約ならクイックスタート
クイックスタートは、新規申し込みと合わせてドメイン取得、WordPress設置、HTTPS化を進める方法です。これから環境を一式用意する場合に向いています。
- 新規申し込み画面で契約プランと期間を確認します。
- WordPressクイックスタートを利用するか選び、取得するドメインとブログ情報を入力します。
- 管理用のユーザー名、パスワード、受信可能なメールアドレスを確認します。
- 選択したテーマなどに追加費用がないか、最終確認画面で契約内容を確認します。
- 申し込み後の案内を保管し、利用可能になってからサイトと管理画面を開きます。
クイックスタートは無料お試しとは異なり、申し込み時に支払いが発生します。まず操作を試したい場合は、無料お試しの案内と条件を別に確認してください。途中まで作業したあとに同じサイトを繰り返し申し込まず、受付メールと契約画面で状況を確認します。
契約済みなら簡単インストール
既存サーバーを使う場合は、設置するドメインを確認し、サーバーパネルの「WordPress簡単インストール」から追加します。新・旧パネルで見た目が異なるため、公式マニュアルでは利用中のパネルに対応する説明を選びます。
- 対象ドメインの設定と、既存サイトの有無を確認します。
- 「WordPressを追加」から新規インストールへ進みます。
- サイトURL、ブログ名、ユーザー名、パスワード、メールアドレスを入力します。
- 新しいサイト用のデータベースは、自動生成の選択肢を確認します。既存サイトのデータベースを安易に流用しません。
- 設置先を再確認して実行し、完了後に管理画面と公開側の表示を確認します。
たとえばドメイン直下に作るのか、末尾に「/blog/」などを付けるのかで設置先が変わります。すでにホームページがある場所へ上書きしないことが最優先です。判断できない場合は、実行前に現在の管理担当へ確認してください。
独自ドメインとメールを守る
ドメインはサイトの住所、DNSはその住所の接続先を案内する仕組みです。同じドメインをホームページとメールの両方で使っていることもあります。サイトだけを動かすつもりでも、DNSの変更範囲によってはメールに影響するため、作業対象を分けて整理します。
- ドメインの契約先とDNSの管理先はどこか。
- 現在のサイトはどのサーバーで動いているか。
- メールはサーバー付属メールか、Google Workspaceなど別サービスか。
- 変更する項目と、変更せず残す項目を区別できているか。
- 設定前の値を保存し、問題があったときの連絡先を決めているか。
すでに運用しているドメインでは、一律にネームサーバーを変更する手順を当てはめないでください。公開中サイトの移転は、データのコピー、切替前の確認、切替後の監視を組み合わせて進めます。新規サイトの設置とは分けて扱いましょう。
HTTPSで表示できるか確認する
SSL証明書の設定と、WordPress側のURL設定は切り分けて確認します。証明書が有効になる前にURLだけを変更すると、管理画面に入りづらくなる場合があります。まずHTTPSで正しくアクセスできる状態を確かめてから、必要なURL設定や常時HTTPS化を進めます。
クイックスタートで自動設定されていても、最終的な表示確認は省略しません。警告画面が出る場合は、無理に進まず、対象ドメイン、証明書の状態、設定反映の状況を確認してください。
| 確認する場所 | 合格の目安 |
|---|---|
| トップページ | 意図したドメインのHTTPSで開き、証明書の警告がない |
| 管理画面 | 自分の認証情報でログインできる |
| テストページ | 文章・画像がPCとスマホで表示される |
| リンク | 旧URLや初期ドメインへ意図せず移動しない |
| メール | 既存メールの送受信が継続できる |
表示されないときは再設置より確認
開設直後のエラーは、設定反映の途中や、開いているURLの違いでも起こります。すぐに削除・再インストールするのではなく、次の順で調べます。
- 受付・設置完了の案内が届いているか確認します。
- 入力したドメインと、実際に開いているURLを照合します。
- ドメイン設定やSSL設定の状態と、公式に案内される反映時間を確認します。
- エラー文と発生時刻を控え、公式サポートへ相談します。公開掲示板には認証情報を載せません。
設置後の記事保存で別のエラーが出た場合は、WordPressのJSONレスポンスエラーの確認手順のように、発生する操作ごとに切り分けます。理由を調べずにセキュリティ設定を無効化し続けないでください。
設置完了と公開準備は別
サイトが表示できたら、更新担当、バックアップ、不要な初期コンテンツ、問い合わせ先などを整えます。一人で運営する場合は作業を絞り、制作を外注する場合は契約情報と日常の更新権限を引き継ぎます。複数人の場合は、誰が公開判断をするかも決めておきましょう。
WordPressを設置しただけで検索流入が生まれるわけではありません。読者の悩みに答える記事と、商品・問い合わせへの導線を整えることが次の段階です。
まとめ
新規契約はクイックスタート、契約済み環境への追加は簡単インストール、既存サイトの引っ越しは移転計画と、状況ごとに進め方を分けましょう。ドメイン・メールへの影響を確認し、HTTPS表示と管理画面の動作まで確かめると、記事制作へ安心して進めます。
MO-LIBでは、サイトを作るだけでなく、記事・商品情報・購入や問い合わせへの導線をつなぐ販促支援を行っています。運用の役割分担から整理したい方は、販促支援の内容をご覧ください。
参考情報
エックスサーバー公式「WordPressブログを始めよう」「WordPress 簡単インストール手順」「エックスサーバーでWordPressをインストールする方法」「WordPress簡単移行」。契約条件と画面は変更される場合があります。操作時は利用中サービスの最新マニュアルを確認してください。
