予約商品が予定どおりに届かないと分かったとき、担当者が困るのは「いつ届きますか」にまだ答えられないことです。新しい日付を急いで決めるより、約束していた内容と現在確認できた内容を分けて連絡案を準備しましょう。
ここでは予約商品を扱う店舗の連絡準備を扱います。取消・返金を受け付ける条件やモール画面操作は、それぞれの規約・契約と責任者判断が必要な別工程です。

受注時に約束した内容から確認する
対象商品、注文期間、当初の発送・引渡予定、説明を掲載したページやメールを集めます。現在のページだけでは、受注時に何を約束したか分からないことがあります。注文ごとの案内が異なる場合は、一つの一斉文面へまとめず対象群を分けます。
消費者庁の通信販売資料には商品の引渡時期や申込みの撤回・解除に関する表示事項が示されています。通信販売の公式資料。遅延連絡だけで元の契約条件を上書きできると考えず、受注時の表示と照合してください。
連絡用の確認票を作る
| 項目 | 書く内容 | 避ける記入 |
|---|---|---|
| 当初案内 | 受注時の予定と根拠 | 現在のページからの推測 |
| 確定したこと | 供給元から確認できた状況 | 原因の決めつけ |
| 未確定のこと | 新しい日付など確認中の事項 | 空欄のまま担当間で共有 |
| 次の確認 | 確認先・担当・期限 | 「分かり次第」のみ |
| 連絡案 | 対象者、案内文、問い合わせ先 | 全注文を同条件と仮定 |
この確認票はMO-LIBの運用案です。生産者から「来週出せるかもしれない」と聞いた場合、確定出荷日と書き換えません。見込みを案内する場合も、確定していないことと更新予定を合わせて伝えます。
未確定のまま使える文例を用意する
架空の文例です。実際の注文日、対象商品、状況、連絡期限と一致させてから確認者が承認します。
ご予約商品の発送予定についてご連絡します。当初ご案内した予定での発送が難しい状況を確認しました。現在、新しい発送予定を確認しており、現時点では日付を確定できていません。次回の状況案内は[実際に対応できる日時]までに行います。ご注文についてのご相談は[当該注文の問い合わせ窓口]で承ります。
日付が決まっていない段階で「近日中に必ず届く」と約束せず、次の連絡だけは対応できる期限にします。選択肢を追加する場合は、契約とモール規約で対応可能と確認された内容だけを記載します。
送信後は送った対象と版を残す
連絡案の版、確認者、対象注文の範囲、送信確認、次の更新期限を記録します。公開ページ更新と注文者への連絡は別なので、一方を済ませただけで全員に伝わったと扱いません。宛先の誤りや重複送信を防ぐ確認も入れます。AIで文案を整える場合でも、事実と約束の判断は人が確認してください。
在庫システムへ予約商品を連携する設計は既存記事の範囲です。この確認票は、遅延が判明した後の連絡準備に限って使います。
